先日みたSF映画「エリジウム」の感想です。
2013年8月に公開(2013年9月日本公開)されていますね。
カナダで視聴したものなので英語オンリーです。
よって内容をきっちり理解できておらず、映像中心に妄想を繰り広げつつあとでwikipediaで補完という観賞スタイルです。
ネタバレありますので、避けたい方はお戻りくださいね。あ、あとなぜかマレフィセントのお話も出てきますので、そこもお気をつけ下さい。
予告とあらすじ
予告は短い方がいい方は第1弾を、ちゃんとあらすじを知りたい方は予告編2をどうぞ。
水と緑にあふれた美しい世界「エリジウム」と荒廃した地球と、二つに分かれた世界が舞台です。
エリジウムは宇宙にあるのですが、一部の特権階級しか住むことはできないんです。
主人公のマックスは地球の工場で働いており、どう逆立ちしたってエリジウムに行くことはできない人間のはずでしたが、いろいろあってエリジウムに殴り込み! という展開になります。
ちなみにこの作品は先日感想をアップした『第9地区』の監督と同じで、彼の長編2作目になります。第9地区が1作目の長編ですね。
関連:【SF映画】「第9地区」の感想。展開も結末もけっこうしんどい。
彼、ニール・ブロムカンプ監督が好きなのでしょう、第9地区を思い出させるようなモチーフがたくさん出てきます。
ロボットとか、二度と日常へは戻れない一線を越えさせられる主人公とか、メタモルフォーゼ的なやつとか、スラム化した地上描写とか、クレイジー風味な悪役とかね。あ、あとロボット的ドンパチがあります!
エリジウムが美しい
予告でもありますが、一部の富裕層のみが暮らせるエリジウムの映像がとっても美しいんです。
地球から宇宙船でエリジウムに向かう場面があるんですけど、ラピュタを彷彿とさせます。
緑と湖が日に当たって明るく輝いているんですよね。パズーとシータが初めてラピュタに降り立った時のことを思い出します(?)
あとエリジウムは夢の国ですので、病気やケガも一瞬で直してくれる機械があるんですよ!予告でもちょこっとありましたね。
カプセルの中に入るんですけど、一瞬ドラゴンボールのメディカルマシーンを思い出しました。水はないんですけどね。しかもこっちは一瞬で回復するから、ドラゴンボールのマシーンより高性能ですな。
豪華な出演者
まず主人公がマット・デイモンという時点で、なんか豪華。そしてエリジウムを統括する冷酷な長官役にジョディ・フォスター。
そして彼女の指示を受けて、主人公マックスを付け狙うのが第9地区で主演を演じていたシャールト・コプリー。
もう前作の痛々しさ0の、まがまがしい敵役となっての登場です。纏う狂気が怖すぎます。
今wikiを見ていたんですけど、彼ってマレフィセントのステファン王役もやってたんですね!確か飛行機の中でみて(わークズ……)などと思った記憶があります、ステファン王。
(話はそれますが、そもそもあの映画自体、私はあまり刺さりませんでした。
あんまりにマレフィセントに偏りすぎていて。いや彼女が主役なんだけど。
彼女以外はみんな正しくないしみんなどうしようもない。
彼女だけが正しい、彼女だけが正義、みたいな描き方がどうにも好ましく思えなかったのです。
アンジーはどこをそんなに気に入ったのかなぁ?今見たらまた変わるのでしょうか。
あ、予告で頻繁に流れていたマレフィセントのwell well well……は会社でモノマネが大流行しましたね! はい、どうでもいいですね)
王道な展開・王道なラスト
私はこの監督の長編作品、3作ともすべて見ました。
第9地区・チャッピーともにえー!!となる展開がありましたが、このエリジウムは割と王道な展開・ラストだったなぁと思いました。(ハッピーエンドかどうかは横に置いておきますね)
幼馴染の女性との偶然の再会や幼いころの小さな思い出。その彼女がエリジウムサイドにとらえられたり、初めは個人の事情でエリジウムに乗り込んだ主人公だったのに『地球の命運はお前にかかってる!!』とかいう展開になったり。
そしてラストもわりと王道かと思います。(好みは分かれるやつですが。あ、なんでもそうですね)
そういう意味では、穏やかな気持ちで見てられましたねぇ。ほか2作のラストはどうにもしんどい部分がありましたから。
終わりに:王道が好きならきっと大丈夫
どんぱちあり、友情あり、幼馴染との淡い約束ありの意外と王道ストーリーです!
序盤のマックスの嘔吐や血が飛ぶ殺傷場面など目を背けたくなるようなところもありますが、エリジウムの描写が美しいんですよね。
宇宙大好き、男のロマン大好き! な方はきっと面白いのではないかと思います。
そうそう、第9地区にもでてきたいわゆる『地下組織のボス』みたいな人もでてきますよ!
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